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輪廻  2010-08-20投稿
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利香、佳乃もまた、律子同様に体育館から離れた場所にいた。

「携帯……私たちの制服とか……この部屋にあったはずなのに…!」

「連絡が……どうしよう…!」

安全に外に出れる保証は無く、
かと言って三春をこのままにしてはおけなかった。

「三春…!」

「私が、三春を助けに行く」

利香が呟いた。

「無茶だよ!何人の男がいるか分かってるの!?」

「私たちのために命を懸けてくれてる。
三春にだけそんなことさせられない。」


「利香…。」

「私たち、やっていた事は非道い事だったけど、それでも、私たちは仲間だった…。見捨てられない!」

佳乃も決心し、頷いた。


その頃、倉真は職員室に辿り着いていた。

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