…それってつまり。
「してよ、悟」
…えと…え〜っと。
考えるより先に、唇におしあてられちゃったから、舌先で軽くペロッと先っぽを舐めてみた。
「んっ」
寿が、びくっと痙攣したみたいになる。
上目遣いで、伺うと…切ない表情の彼がいた。
やば…。
その顔、可愛いな。
もっと見たくてさらに深く寿のを唇の奥へ沈める…。
「ふ…あ…さ、とる…」
名前呼ばれて、ゾクゾクする。亀裂に舌を這わせて、反応を楽しんじゃう俺。
寿。
Sでどっか読めなくて、面白くて…。
いつも余裕だらけで、必死な寿って見たことない。
いま、以外。
「あ。あ…う…っ」
必死で声殺してる。
激しく上下させると、俺の肩に置かれた寿の両手が震えた。
「だ…アア…っ…は…」
いってもいーよ、と今度は俺が思う…と、コットンがいきなり腰を引いた。
「ばあか、一緒がいい」
うん、どうせならね。
もうだめ、俺ら。
滅茶はげしく抱き合って、噛みつくみたいなキスをした。
俺は狂ったみたいに絡まる舌に応えて、「すきぃ」って連発。
意味、わかんないけど。 だって
この瞬間は本当に
好きなんだもん。