[PR]
オススメ広告

two YOU 24

輪廻  2010-11-11投稿
閲覧数[4646] 良い投票[0] 悪い投票[0]



数分後、二人は校内にある自動販売機の前にいた。
真希のおごりで、二人は飲み物を手に立っていた。


「ごめんなさい……。寝不足気味で…」

「そっか…。でも仲埼さんて、意外と親しみやすくて良かった」

「?」


「初めはもっと、取っ付きにくいかと思ってた…。

あっ…
…ごめん…」

真希は微笑んで、首を振った。

「昔から人付き合いは苦手な方だから…
当たってる。

瀬下くんみたいに明るい人って羨ましい」

優も微笑んで、首を振った。

「俺だって人付き合い苦手なんだ。
サッカー通してしか友達作れない…。
笑っちゃうだろ?
基本的に、ボールが友達だよ」

「なにそれ」

優の意外な一面に、
真希も親しみを覚えた。


「そうだ、仲埼さん、
今度、
試合、決まったら見に来てよ」

優は何故か喋り方がぎこちなかった。
真希はこの誘いに少し驚いたが、
快く頷いた。

「うん、楽しみにしてる」

優は満面の笑みを見せた。



そんな二人を、学生食堂から出てきた真菜たちがちょうど目撃した。

「!?ウソ、アレ瀬下くんじゃない!?」
「一緒にいる人って…真菜の双子のお姉さん!?」

「真希………?」

真菜は何故か、二人を見て不安な気持ちになった。



今朝の曇り空からは、
冷たい雨粒が零れ落ち始めていた。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 輪廻 」の官能小説

もっと見る

近親相姦の新着官能小説

もっと見る

[PR]
i-mobile
オススメ広告


▲ページトップ