「真菜ぁぁあ!!」
「んぐぅう!!!もう…ダメっ!!
蓮にぃぃ!!」
痛みと快感は、真菜の中で限界に達していた。
その上で蓮一はピストンを速めた。
「ひぃぃぃ!!!うぁぁぁあ!!
あぁあ!!んん!!らめ…らめぇぇえ!!」
「ぅおあああ!!
イクぞ!!出す!!出すぞ真菜!!!」
「きてぇぇえ!!!!」
二人は最後に大きく跳ね、
真菜は「…ん!!!」と小さく呻いた。
繋がったまま横になり、
二人はゆっくり舌を絡ませた。
「……。あったかい……蓮兄の…」
「はぁ……はぁ…はぁ…」
「真希と……どっちが、良かった?」
蓮一は腕で顔を伏せ、
真菜への返答を考えていた様だった。
「蓮兄……?」
「ごめん………どっちかなんて、
俺には選べない…」
真菜は切ない表情を浮かべたが、
すぐに笑って答えた。
「蓮兄、優しいなぁ……だから、
好きなんだよ…?」
蓮一は真菜から瞳を逸らした。
「優しくなんかない……。
お前らに甘えてるだけだ…」
「蓮兄、甘えてよ……。私たちだってもう、子供じゃないから………ね?」
蓮一は真菜を小突き、「バカヤロ」と小さく呟いた。
二人は背を向けて目を閉じた。