涼子は、自分が息子の股間を気にしていることにうろたえた。
いけないとは思いながら、チラと目をやると・・・
見事なテントを張っている・・・
キュンと胸と股間に切なさが走る。
(優しい子・・可愛い子・・)
撫でる手に、ねっとりとした思いが乗った。
(母さん・・)
裏返るひ弱な声が、また母性をくすぐった。
(なあに?)
赤ん坊にでも話しかけるような優しい声。
そんな声を出したくなったのだ。
それはヒロキをより切なくした。
(もっと甘えたいよ・・)
そう言って、ヒロキは自分の胴に腕を巻き付けてくる。
ギュッと抱き締められると、涼子は胸が熱くなった。
でも、余裕を保たなくては・・・
(あらあら・・・おかしな子ね)
(んふぅん・・)
猫みたいに体を押し付けて甘える息子・・・
涼子は、ドキドキしながら、息子の背中に腕を回す。
頭が交差した。
頬が擦れ合う
なんだか・・おかしな気分だ・・・
抑えられないほど高揚してくる。
ヒロキは、母が何度も頬擦りするのに興奮し切って、股間をグイグイ持ち上げてしまった。