コンコン
涼子は両手を口に持って行き、カイトを恨めしそうに見つめる。
「母さん、今帰ったよ」
コリ・・・コリ・・・
涼子は涙目をいっぱいに見開き首を激しく横に振った。
「母さん・・?寝てる?」
涼子は口をアウアウとさせ、目をしっかり閉じてから言った。
(お帰り・・なさい・・)
コリ・・・コリ・・・
手を口に押し付ける!
足の指は開いたり握ったりを繰り返し、踵はベッドで踏ん張った。
カイトの目は充血し、切なく涼子を見つめた。
「大丈夫なの?」
(ええ・・何とか・・ハッ)
涼子は涙を溢した。
キラキラ輝くその目を見ると、カイトはたまらなくなり、指先を動かす。
ルリ・・ルリルリルリルリ
(!・・ッ!・・ッ!)
「薬は飲んだ?」
ハァ・ハァ・ハァ・(の・飲んだわ・・)
涼子はカイトの髪の毛を撫でながら囁いた。
(オネガイ・・ソレイジョウサワラナイデ・・)
カイトは泣く子をあやすようにクリトリスを撫でるが、それがこの上ないイジメだった。
そればかりか、カイトの指先はパンティーをずらし始める!
涼子は脚を閉じて引っ張る。