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母・女・メス 96

ザクロ  2010-12-24投稿
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カイトは余韻のピストンを終えて涼子から抜いた。

カクンッ・・カクンッ

ひきガエルのような涼子は、勝手に痙攣する腰を抑えることもできず、ただ這いつくばっていた。


カイトは涼子の背中にキスをした。
ブラジャーの紐の跡が少し赤くなっていた。

何分経っただろう。
涼子は虚ろな意識の中で、重い頭を起こした。

狂乱の跡・・・

その証拠を消し去りたい。
乱れた髪をかきあげ、深いため息をつくと、衣服を集めた。

動悸はやっと収まったが胸がいっぱいのままだった。
軽く手を当てて、深呼吸した。

カイトはそんな涼子を見つめていた。

「カイト君は悪い子ね・・・」

「ごめんなさい・・」

神妙に謝る姿につい微笑んでしまった。
その笑顔に引き寄せられたカイトは再び涼子の胸に甘える。

涼子は、戸惑いながらも腕を回した。

(最初の質問に・・まだ答えてもらってないね)

(質問?)

(おばさん、旦那さんと、ヒロキと・・どっちがいいの?)

涼子はカイトの顔を見た。
この子はどうしてこんなことにこだわるのだろう。

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