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ラック・ガール #17

輪廻 2011-01-29投稿
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「…ら、藍原!」

「はいっ!!喜んで!」

教室中がその素っ頓狂な返事に笑った。

「藍原、ヘンな店じゃないんだからな…まったく。この問題、分かるか?」

「えっ……………2ルート、5ですか?」

「おお、正解」

教室中から小さく驚きの歓声が聞こえた。
隣に座る久波蹴人は、黙って彼女を見つめていた。

昼休みに彼から屋上に呼び出されたと、友人のアミとミナに話すと、告白だと茶化された。

「いよいよじゃん!リル、頑張って」

「違うよ多分、そういうんじゃないって。ただ一緒にお昼食べようって…誘われて」

「顔がニヤケてんぞ〜」

ミナがリルナの頬をつねった。


「ひたいよぉ、…。い、行ってきます」

二人はニヤニヤしながらリルナを見送った。

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