連理が多少、イラついたように俺をみて、ため息をついた。
「傷つくなー、俺」
「だからごめんって。でも静瑠、お前が冷たいとかそんな風には思ってないから安心しろよ」
…あり?
…な、なにコイツ。
唐突に、連理が俺を抱き締めた。
なに、え?
「…よしよし。じゃあ俺が本当に付き合ってやっから泣くな」
「泣いてねえwwあほか」
「…だってさ…お前、本当はすげえ辛い筈なのに笑ってっから。
そういうとこ、前から尊敬してたんだぜ」
…ちょっとまて。
マジに泣かせにかかってんのか?
「俺なら受け止めるよ」
「バカいうな」
パッと体を離して「えへ〜だって俺、男の子でもいけちゃうのよ」
とか言いやがった。
「それ、マジに?」
「うん、マジに。だってなんで男女限定じゃなきゃなんないのよ、世の中。色んなやつと恋すんのは当然じゃーないですかww」
「…お前みたいに単純ならなあww」
連理はワハハと笑って、俺の頭を撫でた。
「ほーんと、可愛いね〜君たち純情少年は。
恋愛に四苦八苦なんて俺の柄じゃないけどさ、来るものは拒まず…」
パッと、不意討ちで連理が俺の頬にキス!