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トライアングル 19

にゃんこ 2011-02-21投稿
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…な、何気にちょっと尊敬しちゃったぜ!

マジか、こいつww

「あそ…なんなんだ、お前は!」

「性欲豊富な高校二年生ですが、何か」

「エロ!」
「うっせ、ガキ」

とかふざけてる割には、一瞬寂しげだったのは気のせいか…?

「学ランそそるよね」

「…ばーか、ど変態」

で、もっかいキスしちゃってる俺。
静留のことが好きだ。
その苦しみから逃れたい。誰かとこうしてると、少し楽だ。
舌が、甘い連理の髪の匂いが…ゾクッとする快感が、…


いや…。

俺は連理の胸を押して、首を振った。

「ちょ、やっぱり…あんまキス、やめ」

静留の唇に自らの唇を重ねたときに、水の底に沈んでいく気がした。
罪悪感と、愛しさで。
冷たい、月光みたいなキスは全く快楽とは無縁で。
連理のキスとは違っている…

連理は大事だ。

でも静留への想いはもっと…気が触れるくらい、大事だ。

「なんで?」

「俺をズルい奴にしたいわけ?お前は」

連理はちょっと考えて

「もう充分ズルいじゃん、静留と一緒にいたいから嘘ついて、俺を利用した」

うわ〜。

こいつ…バカじゃねえな…

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