『想像してる…』
『まぁなっ。正確には思い出してるっ。』
優斗は、男スイッチが入ってしまった。
二次会は10時頃お開きになった。と、言うか、まどかが一方的に締めた。が正確かも。
出口でみんなと別れ、それぞれが散って行った。三次会へ向かうグループもいたようだ。
『行こっ!カクテルおごってもらいに!』
まどかは、そう言いながら俺に腕を組んできた。
『了解っ、了解っ』
二人は川沿いの洒落たホテルへ足早に歩き出した。
エレベーターに乗り込み、まどかが34階の最上階のボタンを押した。
そして…
まどかは振り向きざまに、俺の首に抱きついてきて、唇を重ねてきた。
室内は二人きり
階はまだ、5Fあたり
俺は、右手でまどかの髪をかきあげ、そのまま耳から顎のラインを指先でなぞっていった。
『ん〜〜っ』
『ああ〜〜っ』
まどかのため息が、のど奥から聞こえる。
俺は、両手でまどかのウエスト辺りをつかみ、ゆっくりと舌をこじいれてみた。
首に回した手に力が入り、まどかの唇が俺の舌を強く吸い出した。