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クレイジーキャット 3

にゃんこ 2011-03-08投稿
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連理が優しく髪を撫でる。
「鬱陶しいなあ」

不機嫌そうに手を払いつつも、本気じゃない…といえば、この関係も本気なんだかわかんない。

なんつう曖昧な関係。

「ちゅ〜して」

連理が唇突き出してくる。
「ったく」

キスしながら、なんでこうなったかをまた、考えてる
傷の舐め合い?

かたや古傷を癒すため。
かたや、長年の片思いを忘れるため…。

それだけ…だよな?

そうだよな。

静留とは至って普通のお友達に戻った。

あのあと俺が謝ると、静留は泣きながら何度もごめんなさいと、良かったを繰り返した。

それ、言われる度に痛かったけど…。

今は?

痛いよ、確かに、けど…舐め合いが効いてるかも。
連理…綺麗な男。
男って言うにはまだ少年だけどさ、大人っぽい。
バカばっか言ったりやったりすんのに、いざって時は俺より段違いで大人。

「なあ」

呼ぶと連理が振り向いた。
「ん〜?」

「女の子と遊ぶ方が楽しいんじゃねーの?」

いやあ、と寝返りうって、
「お前が好きだから」



え?


…はあ??


連理はニッコリした。

俺は…ビックリした。

…はあ…?

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