朝。
告白だったんかなあ。
教室でぼんやり昨日のこと考えてみる。
お前が好きだから
っつったっけ…。
なんか、そのあと聞けずに帰っちまったし。
「…せい、琉聖!!!」
「うわっと、な、何?」
静留がむくれている。
「たーく、春だからって頭どーかしてんの?」
なんつー言い方だww
「いや、何?」
「だから!俺んとこの担任が産休入るから、新しい先生がくるって…」
「はあ?副担がやんじゃねえの?」
静留は頷いた。
「なあんかさ、噂ではかなりやり手の先生で…校長のつてで呼ぶことになったんだって。二年の大事な時期にさあ…やんなるよ」
静留だから言える台詞ww
だって俺、誰が先公でも関係ねーもん。
「まあまあ、本当にやり手ならいいじゃん」
ガラッと扉が開いて、連理が来た。
「おはよう、連理!」
静留が微笑む。
…が、素通り…。
俺と静留は目を見合わせた
「連理?」
俺が問いかけると、連理はハッと顔をあげた。
「あ、うん、おはよう」
…?
なんか、おかしくない?
連理はそのまま無言で席につき、顔を伏せた。
…なんなんだ?