「おい、連理どうした?」
休み時間も伏せてるから、さすがに心配んなって放課後問いただした。
連理は虚ろな目で俺を…まるでいま初めて認識したように、瞬きした。
「琉聖…」
「え、うん、なに」
バッと立ち上がると、俺の腕を強く引っ張り…
え?なんで??
壊れてます、の張り紙してあるトイレの…個室へ連れ込んだ。
「な、な、な、な、」
「24」
??
な、頭、大丈夫か、コイツ
「24て?何いってんの」
「なななな。って四回言うから足したの」
…おい…どーしたかと思えば…。
ふざけんなよ、とトイレから出ようとして…塞がれてるのに気づく。
連理は病的なくらい真剣な目で見下ろしていた。
「なんなんだよ、お前!」
「琉聖、俺を好き?」
…へ。
え?だめ、俺、本当にパニクってる。
「…え、あー…そりゃ…」
バンっとトイレの壁に押し付けられて、ギョッとする
「ハッキリ言え」
…ちょ、怖いよ!
「す、きだよ、好きじゃなきゃあんな…」
「どんくらい?静留より俺を好き?」
うわ、マジで何なんだかわからねえ!
「わかんね、離せ」
連理は屈んで、俺に唇を押し付けた