「っ!こ、らって」
強い!
痛いって、本当にコイツおかしいよ、今までこんな風にされたことないのに!
舌が無理やり割り込んで、食い縛る歯をこじあけようとする。
心底腹が立って殴ろうとした手を壁に戻される。
「〜!連理、待てよ」
声にならない、連理の手が学ランのボタン外してシャツをたくしあげる。
「嘘、おま、冗談だろ、ここは…」
「だから?うるせーんだよ…黙んないと見つかるぜ」
ハッとして口を閉じる…まだ生徒はいる。
廊下を走る気配…遠くで聞こえる笑い声。
「んっ…こ、いう…趣味…ねえよ、俺っ!」
小声で言うも、まあ効果ないこと甚だしい。
冷たい指が胸の突起に触れて、のけぞった。
ヤバい、乗るなよ、俺!
「弱いとこばっかだよね、琉聖は」
「どけ!!って、あ…」
負け犬の遠吠えか。
連理がクスリとも笑わない…そう、それがおかしいよ
指で尖りきったそこをいたぶられる。
更に舌が先っぽを伸ばして舐めあげられたら、もう…俺も…。
「連理…変だよ…」
「変になってよ」
違うって、お前が変なんだっつうのに!
「は、あ、待って…」
指は、待ってくれない。