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必要悪 3

ポッキー 2011-05-16投稿
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「うわ〜、やっぱ木戸って綺麗ずき…つか、置かない主義だよね」

一人暮らしのアパートに、燐はずかずかと入って行った。
言われた通り、?LDKの部屋に物は殆どなく、必要最低限に留めている。

「これじゃあ、女の子にもてないよ?」

からかうように笑う燐。
「必要ないよ、俺には」

燐のつけてる、甘いような…なにかの花の匂い?が部屋をそっと包む。

燐は黒のパーカーを脱ぐと乱雑に放った。

「翔真、なんて名前、あんまないのに気づかなかったのは…正直、名前、忘れてたからなんだよね」

だと思った。
燐にとって俺はあくまで旧姓の「木戸」なんだから
「ね、こっちきて」

寝室にある姿見に二人で並ぶ。

「このルックスなら兄弟で通じるね?」

完全にそっくりには無論ならなかったが、ある程度は似ている。

「ね…」

燐を抱き締めて鏡の前で口づけする。

そのまま床に引き倒して、シャツに手を突っ込んだ。
「あ」

抵抗しない…するわけない…相手が俺なら

ジーンズを脱がせると、そこは目一杯反応していた。
「…っ、はずww」

燐は顔を隠した。
その手をどける。
俺にしか見せない顔を見る

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