それからは、あの男子たちからの呼び出しは無くなった。
何が彼らに起きたのか、それを知りたくなったわたしは、御ノ瀬くんに訊いた。
「…実は、俺も内容を知らされてなくて。
結果が出たらすぐにサヤに報せるからさ」
しかし、わたしは悶々としていた。
いったい何が彼らをそこまで変えたのか。
あの体育用具室に、わたしは無意識に足を向けていた。
「………はぁ……ぁあ…!!」
「……んン…!!っひぁ…!」
「ヒっ……!!……ぅン…!!」
そのドアの隙間から見えた光景は、
まるでわたしが創ったような世界だった。
中学時代、わたしの体つきを憎らしいと語り、
卑下していた、今はクラス一の人気者の女子の、
華宮(ハナミヤ)さんだった。
もう二人も同じように、わたしを罵っていた中学時代の同級生だった。
「も…う……許して…!!らめ…!ナカは…!!もう!!許してェェェェ!!!」
「この淫乱メス豚が、あの華宮ゆかりだぜ!おい!」
「どうだ!?華宮ぁ!」
「しかし本当にすげェな。この何日間ずーっと犯してるけどよ、飽きないな!」
「ああ!最高だな!」
「なにせ自分からこうして…ぅう!!求めてくるんだからよ!」
華宮さんは、嫌がっている様に見えたのに、
その表情、言葉と裏腹に、男たちにすがりついていた。
「はっ…!!もう!!許して!!……はぁ…!ン…んん!!あぁ……いやぁ…!!」
そう言いながら、男をまたいで自ら挿入をしている姿は、
クラスの人気者からは遠くかけ離れていた。