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メテオリック・ボーイ 12

輪廻 2011-06-19投稿
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男子たちは全員満足そうな顔で、華宮さんたちを打ち捨てた。
わたしは急いで体育用具室から離れて、身を隠した。

「何回イッてもねだってくんだもんな〜!」

「それもあの華宮が!」

「この学校にこれ以上のオンナはいねェよなぁ」

男子たちの去った用具室には、
泣きながら衣服を集める華宮さんたちの姿があった。

「……はぁ…はぁ…!ぁあ…!!なんで…!こんなっ……!!」
「ゆかり……。私たち…どうして…」
「あの人……ゆかりの中学の………」

「知るわけないでしょ!!…はぁ……ぅ…わぁぁぁあ!!」

華宮さんの友達二人は、あの男子たちと面識も無い。
わたしだって中学時代まで、からかわれる程度だったのに…。
男子は高校に上がって、捌け口の無い性欲を、全てわたしにぶつけていた。
わたしが喘ぎ、恥辱にまみれ、悶えるなか、

「華宮ゆかりとヤりてェなぁ〜」

そう、言いながら。



(叶った………。わたしが、
思い描いていた光景が…………!!)

わたしはこの素晴らしき結果を、
いち早く、"彼"に報せたかった。

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