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メテオリック・ボーイ 14

輪廻 2011-06-22投稿
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「サヤ………ダメだ…」

服が擦れる音がしただけだったけど、
御ノ瀬くんにはわたしが、彼の言葉を否定していることを理解したらしかった。

あなたを巻き込みたくない。

―真っ赤なウソだ…。―

本当は助けて欲しくて、
本当はこんなふざけた現実から、
助けて欲しくて。

御ノ瀬くんの唇と自分のそれを重ねた時には、感謝の気持ちでいっぱいだった。

もちろん、彼には空虚なわたしの顔しか見えていないだろう。

構うものか。

「あっ…。ぅう…サヤ、それ以上は」

拒否する彼のペニスを優しくくわえた。
全てが愛しかった。

舌と唇で舐め、愛撫する。
これ以上堅くならないという辺りで、
手で握って、優しくしごいてあげる。

「……ね。気持ち良い?」

「サヤ、キミは……」

「わたしは御ノ瀬くんが気持ち良いなら、嬉しい」

本当は、御ノ瀬くんが何を伝えたかったのか。

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