ティアは決心していた。
倫子の両親に言うしかない。
彼女が自らのせいで犯されていると。
例えこの家を追い出されても…。
「ただいま帰りました…」
「お帰り。さぁティア今日も…」
「今日は報告したいことが…!!」
「ん?」
学校で起きていることを、ティアは包み隠さず話した。
娘に大変な事態が起きていると…。
義父は表情を崩さず、義母は笑みすら浮かべていた。
「うむ、そうか。あの子は処女を卒業してしまったんだな。なぁ、母さん?」
「え?ええ、そうね。フフ、この子との契約、どうしましょう」
ティアは状況が飲み込めなかった。
「…?の、倫子です…よ?娘さんが…娘さんが…」
「ああ、倫子は私たちの本当の娘じゃないんだよ?」
ティアは頭がきぃんと鳴った。
訳がわからない。
「だ…だとしても…!だとしても…あんなに昔から…!」
「そうだよ、あの子は私たちが君のお父さんから預かった子だからね」
「え…?」
「うるさい娘だね!別にあの子とアンタは姉妹でもなんでもないよ!その辺に棄てられてたんだよ!あの子は!」
「…?」
「当時の兄さんは拾った子供の面倒も見れない、世界中を自由に旅するとても迷惑なくそ野郎だったんだよ。さ、早く今日の肉体労働をしなさい」
そう言われた後は、頭の整理もできないまま義父の同僚たちに良い様に犯された。