「くそっ…俺…馬鹿だ…」
二宮とえっちしてから気づいた。 俺はこんなにも二宮の事がすきなんだ。 なのにどうして…、止められなかったんだろう。どうしてまだ、何も気持ちを伝えてないのにしてしまったのか。こんな事があってからじゃ…すき、だなんて言えない。 言ったって信じてもらえないだろうな…。
俺はそう思いながら、彼女の笑顔を思い出していた。
次の日――
俺は彼女の事を考えすぎてあまり優れない体調だったが、学校に来た。彼女がどうしてるかが気になったからだ。 ちゃんと学校来てるかな… などと、やたら気にしてしまう。かといって、わざわざ二宮のクラスまで様子を見に行くのも…。というわけで、俺は彼女が学校に来ているのかさえ分からないまま、落ち着き無く、放課後まで過ごした。
そして放課後。俺は友達と帰ろうとしている時、
『2年4組の、二宮 美砂。生徒指導室まで来なさい。』
という放送が流れた。
俺ははっとして、
「ごめん!先帰ってて!やること思い出した!」
と、友達に言い、学校の中へと戻った。もう辺りは薄暗くなっている時間だった。