美和さんは僕に近付いて来て手を伸ばし、僕の襟元を正す。僕はその指を凝視し、指が素肌に当たる度に身体が反応してしまった。
「どうかしましたか?」
「あっいやぁ…別に…」
美和さんはニコッと微笑み又服を正している
「よしっ」
美和さんはそお言うと
「綾香さんいかがでしょうか?」
綾香さんは僕の姿を見て
「良いわぁ流石美和さん!ありがとう」
「どう致しまして、いつもありがとうございます」
「いつも?」
ここは男性専門のお店…
僕はちょっと疑問に思いながらも
「あのぉ全部でいくらですか?」
「\128000になります」
「えぇ?そんなに持ち合わせが…」
「裕貴君大丈夫よ!ここはあたしが出すから」
「えっ?でも…」
すると綾香さんが僕の耳元で
「後でいっぱい返してもらうから!」
と言いカードを取り出し美和さんに渡した
「綾香さんありがとうございます。又のご来店お待ちしております」
美和さんは深々と頭を下げる
「又来ますわ!美和さん」
そして又車に乗り込んだ