先輩は、自ら腰を浮かせ、僕のペニスを体の中に埋め込みながら、ゆっくりと腰をスライドさせる。
僕はもう、身体中が熱くなり、先輩の体をがっしりと抱きしめた。
「ダメだよっ!まだ、出していいって、言ってないからね!」
でも、僕はもう止められなかった。たまらなく、先輩がいとおしく思え、このまま、抱きしめて、中に出したいと思った。
先輩は、吐息とともに僕の耳元で呻いた。
「ねぇっ!言ってみてっ!何で、あたしの中で出したいか、言って!ちゃんと・・・、言って!」
僕は、もうこれ以上、ほとばしる熱い感覚を、留めることはできなかった。 尿道をつたう感覚とともに、先輩に放出する刹那、僕は叫ぶように、無意識に言葉を発してしまった。
「先輩のことっ!大好きだからっ・・・!」
その瞬間、先輩は、全身を大きく反らせたかと思うと、今まで聞いたことのない位の大きな声で、僕の耳元で叫んだ。
「ああっ!あたしもっ!君が・・・大好きっ!!」
(えっ!)
僕は一瞬、耳を疑った。
(今、先輩、好きっ!って言った?)
今まで、先輩と何度もセックスしてきたけど、お互いに性欲のはけ口に、相性合う者同士の行為だと思ってた。特に、先輩の僕に対する特別な感情なんて、かけらも感じられなかったのに・・・。