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アルビレオ42

エレクチオン 2018-06-14投稿
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 そんな毎日が、およそ一月に渡って繰り返されていたのだがある日、真白が“今日こそは”と覚悟を決めていつもよりも更に彼に近づいた、その時だ。

「・・・・・」

「あ、あ・・・っ!?」

 突如として彼の姿が消えたと思ったら背後に回られ、手を掴まれていた、時間でも止めたのか、と思うほどの、まさに刹那の出来事であったが彼の様子から察するに、きっとこれくらいは朝飯前なのであろう。

「あ、あの。留火・・・」

「やっと捕まえた!!」

 そういうと留火は次の瞬間、ガバッと抱き着いてきた、昔と同じように、しかしそれとは比べ物にならないほどの温かさと力強さで。

「真白、会いたかったよ。とっても!!」

「・・・・・ッッ!!!」

(留火・・・!!)

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