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階下の女 (2)

 2006-06-23投稿
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仕事を終えて、帰って来ると、オレの部屋のドアノブに紙袋がぶる下がっていた。
中を見ると、クッキーか何かの包装された箱。それと、カードが添えられていた。
   (今朝はありがとうございました。桐生咲子)と書かれてあった。
カードから、あの人妻、咲子さんのコロンの香りが漂う。
小顔でスリム…そのわりには胸はDカップくらいはあった。
さらさらなロングな髪で泣いているような笑顔…年はオレより、10は上だろう…
34歳位といったところか…。
オレの脳裏から咲子さんとあのピンクのパンティが離れない。

オレは階下へ行き、桐生という表札を確認してから、
ドアホンを鳴らした。
「はい…」と咲子さんの声。今朝も思ったけど、ハスキーだ。
「あの、上の、奥村ですが…」オレは少し緊張した声を出した。
「あっ、今、開けますわ」オレの気のせいか、咲子さんの声は急に弾んだような。
少し待たされて、ドアが開けられた。
何か料理を作っていたのか、いい香りが漂う。
咲子さんは今朝とは違って髪を軽く束ね、フリフリのエプロンを掛けていた。
朝より、落ち着いてみえるが、エプロン姿に、グッときてしまうオレ。
「あの…これは頂けません…」
「あら、そんな、迷惑をかけたんですもの、受け取ってください。つまらない物ですけど」
オレはいりません、と言い、咲子さんに紙袋を押し付けた。
その時、オレの手は彼女の胸に触れてしまった。
うつむく彼女。謝ったもんかどうしたものか、気まずいオレ。
「分かりました。では、これは返して頂きますわ」
呆気ない気もしたが、自分が言い出したことだ、オレは頭を下げて帰ろうとした。
咲子さんは、ドアを閉めかけてところで、小さく「あっ…」と言った。
その声に振り向くオレ。
「ご飯まだですよね…食べていきませんか? もうすぐ主人も帰ってきますし、これを機会に仲良くしたいわ」
一人暮らしの俺はダルいけどこれから、ラーメンでも作ろうかと思っていたところだ。
家庭料理なんて、ここ数年ご無沙汰だ。
「さあ、さあ…」とオレは咲子さんの笑顔に誘われて、いつの間にかスニーカーを脱いでいた。

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