‥‥‥‥‥‥
来ない‥‥‥
ムカッッ!!
時間に厳しい私は時間を過ぎても来ない夏君にいらだちはじめた。
ガラガラガラ
「ごめーん!!また先生に呼び出されてた」
勢いよく開かれたドアから夏君が息を切らしながら入ってきた
「3分待った」
「ああ、まぢでごめん‥‥‥」
本当に申し訳無さそうに謝るので怒る気もうせてしまった‥‥
「別にいいけど‥‥‥ってか何??」
「あのさぁ、俺と付き合わない??」
‥‥‥‥へぇ
って‥‥‥‥‥!?
「なに言ってんの??つか今初めてしゃべった相手に何で告るの!!」
「初めて‥‥‥そうだね。でもタイプなんだぁ♪♪」
「意味分かんない‥‥‥私帰るから」
そう言って教室を立ち去ろうとする私
ガシッッ
「待てよ」
私の腕を掴み引き寄せる‥‥‥‥
「ちょっと〃」
抱き締められてしまった
「俺と付き合ってくれよ」
夏君はゆうきと同じ香りがして、なぜか私は心地よかった‥‥‥‥
「本気で言ってるの??」
「嘘だと思うの??」
「それは‥‥‥だって‥‥‥‥!!」
言い終わる前に無理矢理キスをされた
「本気の証拠」
じっと私を見つめる夏君‥‥‥
「ごめん‥‥‥」
そう言い残して教室からでた。
次の日――――
「ねぇ、ゆりか知ってる??ゆりかの隣の席の夏って人、いろんな人にすぐちょっかいだすんだって!!」
なんだ‥‥‥やっぱ嘘だったんじゃん
「へぇ‥‥‥そうなんだぁ」
「おはよう☆」
遅刻しないで夏君が教室に入ってきた
隣の席やだなぁ‥‥‥
「ねぇ♪」
そう言ってシャーペンでつんつんしてくる夏君
「うるさいなぁ」
そういってシャーペンを払い除けるとシャーペンが飛んでいってしまった
「あ‥‥‥ごめん」
シャーペンを拾う夏君は反省したのか黙って先生の話を聞いていた‥‥‥
5校時――――
クラスの半数は寝てるこの時間‥‥‥
ツンツン
またシャーペンでつついてくる
無視する私‥‥‥‥
ツンツン
「ちょっと〃」
「ここは無視できないっしょ♪」
そう言って私の胸にツンツンしてくる