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 2006-07-20投稿
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俺、中3。親友ひとり、佐野智也。
その親友との関係が最近ヤバくなっている。
「陸、今日うちで宿題やんね?」
智也は今日も俺を誘う。
「悪ィー、今日はちょっと…」
「あんだよ、おまえ最近付き合い悪いぞ」
智也はそういうと、他の奴を誘いにいってしまった。
数学の宿題が山ほど出ていた。智也は数学が苦手だ。
そんな俺だって、出来る方じゃないが、
今はそれどころじゃなくなっている、俺の状態。

――話しは、一ヶ月前に溯る。
俺は、智也の家へ遊びに行った。
智也は俺との約束を忘れたらしく留守だった。
「ごめんなさいね」と盛んに智也の母親が俺に詫びる。
その母親、桃子さんは、40を超えてはいると思うのだが、
かなり若く見える。背が低く、小顔。パッチリとした二重の目で、
口が小さくぽってりとした唇が妙に色っぽい。
痩せているのに、胸がでかい。サラサラの長い髪。
色白で、ほんのりピンクがかった肌。
いつも困ったような顔をして話す癖。
…よは、だらだら書いてしまったが、俺はこのオバサンに
イカれてしまったのだ。
「いえ、べ、別にいいんです」
俺は帰ろうとした。
「でも、智也、もうすぐ戻って来ると思います。上がって
待って頂けないかしら…」
躊躇っている俺に、
「今、桃を切ったばかりなの…召し上がってくださらない?」
桃子さんは困ったような顔で笑う。

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