すご…ヒ…お父ちゃんの…私の中で…ドクドク出てる…いっぱい…お父ちゃんのが…
(マホ…)
あり得ない…こんなこと…親子で、おちんちんくっつけて、はあはあ言ってる…
私は、しばらくお父ちゃんにしがみついていた。
「いつから気付いてた?」
「花火の晩…」
そうか…とお父ちゃん…
「父さんを…恨んでないか?」
「恨んでる…」私はお父ちゃんに甘ったれた… 私だけ裸のまま…こんな恥ずかしいこと…娘にさせて…恨んでるに決まってる…
一緒にお風呂に入って、私はお父ちゃんにずっとくっついてた。
さっきのいやらしい自分が恥ずかしくて、照れ臭かった…
次の日…
日曜日…
目覚めたら同じ布団の中で、お父ちゃんとくっついて寝てた…。
ゆうべのできごと…本当だったみたい…
恥ずかしい自分のセリフや、格好がまた頭に浮かんで…
「…後悔してるか?」…いつの間に…
私お父ちゃんの胸に隠れた。そっと抱いてくれる…しばし無言で抱き合った…
「朝ご飯準備する!」私は体を起こした!
お父ちゃんもむくっと起き出してきた。
普通の親子に戻って、台所…
母さんの遺影に朝のあいさつが日課…でも写真を見ることは出来なかった…