「なんだなんだア?!喧嘩だ!!やっちまえ」
ナオキがヤジを飛ばした。ミヅキはそれを見てきゃッきゃッと笑った。
「くだらねえ。さち行こうぜ」
タクミは冷静にさちにそう言った。「うん...あ!!!アイツ...」
さちがその喧嘩をふと見ると喧嘩相手はあきらだった
(何やってんのアイツ...)
喧嘩は白熱していき。最初は1対1だったのが、相手側の味方が次々と参戦していき、明らかあきらが不利な状態だ。
「悪いッタクミ、ミヅキ、ナオキ!先行ってて!!また連絡する」
「おい!!さちッ」
さちは人混みをかきわけてその喧嘩の中に飛込んだ
「ちょっとやめてくんないカナ?何、ユウキぢゃん」
「さ、さちぢゃん...何コイツと知り合い?」
繁華街でも顔の広いさちはこの手の喧嘩は慣れている。さちはワルの世界でもかわいいと有名なのだ。
「そうなの♪♪ってことで喧嘩終わりい-♪文句ないでしょ?ユウキ?」
「さちの知り合いぢゃな..てめえ助かったな!!」
あきらは再びくいかかった。
バシッ
さちはあきらを勢いよくビンタした
「終わりって言っただろ-が。目覚ましなガキ。」
さちは勢いよくあきらの手をひいてその場を去った。