翌日…
「おはよ…茜」
つい茜の肩をたたいた。茜は不思議そうにオレを見た。
「おはよう…」
こういうスキンシップは普通しない。何やら茜がいぶかるのもわかる。オレにとってはゆうべ寝床をともにした女…他人のような気がしない。
今夜もコイツと…
自然に口元が緩む。
「気持ち悪い…なんかいいことあったの?」
「あ、いやいや…」
茜はやっぱりメガネがいいなぁ…おもちゃのメガネでも買って帰ろ…
二号は3人だけハードディスクにデータを記憶できる。茜は捨てがたいな。コイツは多分純情エッチではないかと思う。もっとデータを追加して完成させよう。
帰りにレンタル屋に寄った。ここは二号を買うためにオレがバイトに勤しんだ店。
「あらぁ、田辺君、元気にしてる?」
「こんちは」
パートの矢野さん。40の誕生日を嘆いてた奥さんだ。なかなか肉感的で、女らしい大きなお尻が、密かに気に入ってた。
ムービーで矢野さんをゲット!
今夜は大人の色気が欲しくなってきた。茜は登録だけしとこう。
その晩、オレは矢野さん二号と交わった…
何?ああ、セックス描写は…機械だから書かなくていいだろ?