部屋でまたパソコンを開いていた。
『二号』は少し欲求不満が残る話…
小説の中ではもっと濃厚なセックスシーンが欲しかった…
妹に…激しく挿入して欲しかった…
オレなら……
「お兄ちゃん」
ドキ!
部屋に鍵を付けなきゃダメだな
「なんだよ!勝手に入ってくんなって言ってんだろ!」
「退屈ぅ〜」
勝手にベッドに座った。
「いいなあ、パソコンあって。ねえ…私にもやらしてよ」
「だめ」
「けちイ」
静かだ…雪が音をかき消して、不気味なほど静かだ…
結局美咲はオレのパソコンをいじってる。
「ねえ…エッチなサイトってどんなの?」
「ダメだよ…金かかるから」
「そうなの?ちょっと見たかったのに」
「お前そんなのに興味あるの?」
「することないもん…」
「ほら…こう言うのさ」
オレはサイトの表紙だけ見せてやった。
「携帯でも見たことあるだろ?」
「うん…キャア…」
キャッキャと喜んでる。
「なんならエロビデオもあるぜ」
「あれはいいよ…グロいから」
なんだ…って悪いこと考えてるオレ…
「出会い系でもしようかな」
「ばーか、襲われるぞ」
「ステキな人ならいいよ」
「アブねえヤツだな」