オレは頭の中で想像が膨らんだ…
「これ…私と同じ名前…」
「どれ?」
知ってるよ…
知らない振りして画面を覗いた。
「妹って、兄貴からするとどんな存在なの?」
まじめに聞くな…
「そりゃあ人によるんじゃないのか?」
「結構妹ってこう言うとこに登場するよね…そう言う男の人多いのかなあ…」
「ん…そうかもね」
「お兄ちゃんは?」
「お前ねぇ…」
かなりまじめに聞いてる…
「…ん…確かに…可愛い妹っていいよな」
美咲はおどけた
「私は?」
「ばーか」
美咲は笑って画面を変えた。
「でもさ…女の子って、結局自分の父親やお兄さんに似た人に憧れるんだって…その子が言ってたよ」
「…ふぅん…」
美咲は画面を追っている…
「そうなの?」
「…私?」
「ああ」
「私は…わかんないよ。彼氏いないし。」
なんか…変な話して行きやがった…
ドキドキしちゃった…夕方になっておふくろと三人で食事をする時も…なんだか美咲を見てしまっている…
その晩…寝床で、オレは美咲をネタにオナニーをしてしまった…
ティッシュで拭く時も…息を殺して…この恐ろしい妄想を忘れてしまいたかった…