[PR]
i-mobile

明暗邂逅3

 2007-05-10投稿
閲覧数[8521] 良い投票[0] 悪い投票[0]

「正気じゃないよ、そんなことするヤツ」

僕は急激に彼女を抱き締めたい衝動に駆られたが、彼女の席まで行くだけで抑えることができた。
彼女の近くはほのかに香る香水よりシャンプーの香りがしていて、逆に理性を壊されそうになった。まだ目を見れない。まるで風呂上がりの彼女の近くにいるかの様だった。

「体育行かないの?」

彼女はこちらを見ているようで、当然のことを当たり前のように聞いてきた。
ここで僕はなかなか良い台詞を言えた。

「水森さんほっとけないよ」

本当は水森さんをほうっておけないよ、と言いたかったのだけれど結果オーライだ。
彼女はまた泣き出して「ありがとう」と言ってくれた。
僕は彼女が泣きつかれて眠りにつくまでそばに居た。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 廻 」の官能小説

もっと見る

恋愛の新着官能小説

もっと見る

[PR]
i-mobile
オススメ広告


▲ページトップ