『義樹っ。元気?朋美と付き合ってるんだって?ビックリしたよっ』
私はその夜義樹に電話をした。
『あぁ・・・ごめんな・・・お前には辛い想いさせちまって・・・』
そう思ってんなら付き合うなよ・・・・
って言葉を飲み込んで
『バーカ。カップルで同じような事言わないでよ。好き同士なんだからいいじゃん。応援するよっ。』
また私は心にもない事を言っていた。
『美恵・・・お前イイヤツだな・・・知ってたけど・・・朋美も、美恵が親友でよかった。いってたぜ。』
『ハハハハハ当たり前。まぁ〜なんかあったら連絡しなよ。あっ!あと昔よく一緒に行ったBarのマスター来月辞めるらしい〜よ。顔出してあげてよ』
そう言い、私は電話を切った。
義樹がBarに行けるのは土曜日だけ
私は土曜日体調が悪いと言いバイトを早上がりしBarに一人で飲みに行った
マスター話をしながらほろ酔い気分でいたら義樹が現れた
『あれ?美恵!バイトは?』
『風邪気味だから早上がり。でも飲みたくて』
『相変わらずの酒好き』
そう言いながら義樹は私の隣に座った。
しばらくマスターと三人で話をした。
昔に戻ったみたいだった。