「おい!松沢!!!」
ぁーあ…やっぱりかぁ
…面倒くさ。
「なんだ!その頭は!!春休み中に黒くしてこいって言っただろ!!」
「…すいません。」
なんだよ、染めてる奴なんか他にもいっぱいいるだろ
「もういい。始業式が終わったら指導室に来い!」
「はぁい…」
ああ面倒くせー
だいたい何処の世界にまともに直してくる奴がいんだよ…。
そんなこんなで俺は教師の冷たい視線を浴びながら、始業式に出た。
校長の話しは長くて眠たかったし。
新しいクラスはどうもパッとしないし。
担任も真面目くさった教師だし…。
HRが終わったら担任が
「松沢。指導室にちゃんと行けよ。」
「分かってるって。」
そう言って指導室に行った
行きたくたないけど、
行かないと後々面倒だし
…ガラッ
「失礼しまーす。」
「松沢!そこに座れ。どうして直して来なかった?」
「忙しくて忘れてました。」「……まったく。今週中に直して来いよ。」
「…はぁい」
「今日はとりあえず…図書室の整理でも手伝ってこい」
「はぁ!?なんだよそれ…」
「お前が悪い。早く行け!」
俺は渋々図書室に向かった