「……早くしろよー」
「分かってるよ!静かに待っとけ。」
俺は目を閉じてる暁の唇に、そっと唇を重ねた。
「…………も、もういいだろ!!…早くネクタイ返せ!」
心臓が壊れそうなぐらい、鼓動が速い。
俺は恥ずかしさのあまり、暁から目をそらした。
……さっきから無言で暁が俺を見てる。
なんなんだ…!?
グイッ!
「うわっ!…………」
俺は暁に腕をつかまれた、そのまま引き寄せられて
今度は暁からディープキスをされた。
「……………ん………は、何するんだよ!?」
「…これぐらいしてくれないと。」
「そんなの出来るわけないだろ……………、ってお前何して…?!」
「皐のシャツをまくり上げてる。」
そのまま押し倒された。
「…つ、次の時間体育なんだろ!?…早く行かないと…遅れるし…あの、ほら…」
「どうでもいい。」
暁の舌が首筋を這うのが分かった。
「今は皐がいい。」
「何言ってるんだよ!………俺も次移動だ…しさ……
「……はぁ…。じゃあ、今日、皐の家行っていいなら、今は我慢する。」
「えっ…う、うん!分かった!……来ていいから、は…早く行こう。」