葵との買い物から帰って来ると、夕方だった。
虎太郎の試合が始まる時間だ。
虎太郎が先発する試合は、テレビで見ないといけない。
試合の出来を、聞いてくる。
見てないことが分かると、おしおきが待っている。 見ていると、ご褒美をくれる。
おしおきも、ご褒美も同じものだ…。
違いは、おしおきの場合は、虎太郎の許しが出るまで、ただひたすら自慰をしなければならない。
ご褒美は、ただひたすら虎太郎に愛される。
どっちも嫌だが、自慰をするのだけは避けたい。
俺は、テレビの電源を入れた。
夕食の準備をしながら、試合を見る。
虎太郎の投げる姿を見ると、キュンとなる。
親子で、変だ。
だって、俺は舞雪花ちゃんと付き合うんじゃん!? 虎太郎は、もういいじゃん!!
俺は、テレビの電源を消した。
吉田さん。元気にしてますか?恋するアナウンサー続き待ってます。