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つれない御主人様 46

 2007-11-12投稿
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真衣は目の前が真っ白になりかけたが、意識をかろうじて保った。

「ひぁ!はぁう!………!…ん……」

「有沢、最高だ!!うっ!!」

ようやく男が果てた。

ステージに横たわりながら真衣は日向野を必死で見つめた。

日向野も真衣を心配そうに見つめている。

(日向野く………早…く)

真衣は虚ろな目のまま、温かい精液がナカに出されたのを感じた。
もう入りきらない精液が割れ目から漏れ出していた。

と、よく群集を見るとみんな財布を持ち出し中身を見ていた。
もう大金を持っている人がいないんだ!

(日向野くん!!お願い!!)

そのとき、日向野は手を挙げた。

その手には…。


「つ……通帳でもいいのかな」
群集はどよめいた。

あの山内が目を丸くしていた。

日向野は山内に通帳を投げ、ステージに上がった。

山内は通帳の額に言葉を失っていた。



「ず……っと………こうしたかったの…………あなたと」

「有沢、大好きだよ。帰ろう」

真衣は一番大切な人と一つになって、ようやくこの行為が心の底から気持ちいいと理解した。

誰に見られていても、日向野と一つになれたことで十分だった。

「あっ!!日向野くん!!もっと!!!もっと強くして!!」
日向野は真衣をくるむように抱きしめ、軽く二回キスした。

「俺たち、もうずっと一緒だな…!」

「うん、ずっと…!!!一緒に!!イキそ………ああ……日向野くぅぅぅん!!!!」

「有沢っ!!」

ステージ上は衝撃で音を立てていた。

群集は息をのんでいた。


「大好きっっ!!!!」

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