「ホントに?俺だけ…?」 俺の耳元で、虎太郎が囁く。
イったばかりの俺は、それさえも刺激に感じてしまい、喘ぎ声をもらした。
「あっ…ふぅ…」
そして、あろうことか、それだけで俺の愚息は、勃ってしまったのだ!!
虎太郎が、にっこり笑う…何か、企んでいる表情である。
虎太郎の手が、俺の腕を掴んだ。
そのまま、俺の後ろで息づいている、蕾に手を導かれた。
「ねぇ?俺のが入るように自分で慣らして…」
俺は、首を横に振った。「して…?」
虎太郎は、自身を俺の熱を帯た愚息に擦り付けながら、耳元で、囁いた。
「あぁ…ん…あっ!」
俺は、無意識に人指し指を蕾に潜り込ませた。
無我夢中で、指の出し入れを繰り返した。
クチュ…クチュ…
「何処から、そんな恥ずかしい音がするの…?」
あぁ…虎太郎が見ている…。
だらしなく口を開けて、自分の指を飲み込んでいる俺の…を…。
目眩がするくらい、尋常じゃない状況。
その状況が、堪らないくらいの快感を俺に与える。 自分で、自分を、軽蔑する。
「あっ…はぁっ…ん…」
「入れて欲しい?」
虎太郎の問いに、俺は、指を抜いた蕾を、虎太郎自身に擦り付ける事で、答えた。