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Make "L"ove 〜心〜

トゥイニーラ  2008-01-05投稿
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私はふいに、アイスを近くの皿に置き、トニに歩み寄った。


「・・・リノ?」
「トニ・・・ごめんなさい」


「いつか、私が電話で『あなたの指が忘れられなくて、時々オ@ニーしてた』って言ったの、覚えてる?・・・それから、お互いに電話でオ@ニーするようになったことも・・・」

「リノ・・・それじゃ・・・」

「・・・ずっと、あなたの温もりが欲しいって思ってた。・・・そう。この8年間、ずっと・・・」


「・・・だから、あんな食べ方をしたわけ・・・?」

「トニ、本当にごめんなさい。私、またあなたの腕の中で眠りたいだけだったの・・・それなのに・・・あなたを、陥れるようなことを・・・本当に・・・本当にごめんなさい・・・」


涙が一滴、また一滴と頬を伝い、トニの姿が滲んで、見えなくなっていった。



気付くと、私はトニの腕の中にいた。


「リノ・・・ずるいよ。・・・本当に、泣かなきゃいけないのは・・・僕のほう、なのに・・・」

トニの声が、かすかに震えている。
私は驚いて、目をぬぐい、彼の顔を見た。


トニの頬は、私にもまして、涙に濡れていた。

「知らなかったんだ・・・君が、そんなにまで、僕を思ってくれていたこと・・・リノ、ありがとう・・・ありがとう!」


トニは、いっそう強く、私を抱きしめた。


暖かい。

愛すべき人がそばにいるというのは、こんなにも暖かいものなのだろうか。


その愛を確かめるように、トニは、優しく唇を重ねてきた。


トニの息が口の中に漂い、彼の体温が伝わってくる。




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