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友達だよね?

ぁこ  2008-01-07投稿
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7月中旬のこと。


放課後、私は委員会の当番が終わり帰ろうとしてた。部活は欠席届けを出したし、友達には先に帰ってもらった、気楽だ。

ふと、数学のノートを忘れたのに気付き教室に戻った。

ドアを開けた瞬間、

「う・・汗臭いぃ・・。」

むぁーと空気が男臭かった。野球部の連中が着替えをしていたのだ。

「更衣室ないのー?」

私の席でちゃっかり着替えてるやつに聞いた。

「先輩が陣取っててさ、オレらみたいな後輩ちゃんはここで我慢!」

こいつは、裕介。男友達とでも言うのだろうか。でも、お兄ちゃんみたいに優しい。

「ふーん。がんばー。」

私は、素っ気ない返事をした。


「ちょっ。そこ、あたしんとこだから、ちょいといいかいー。」
返事は聞いてないけど。


机に垂れ下がってる、びしょ濡れのティーシャツを隅に寄せ、ノートを探すべくしゃがんだ。


ガサガサ・・・コロン!

「あ」


のりが落ちた。


しゃがんだ体勢のまま、のりをおっかけた。


その時だ。

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