その日の放課後には
天気予報が当たって
雨が降っていた。
下足から出て傘をさそうとした時誰かが肩を叩いた
「なる(鳴彦の略)、
一緒に帰ろうぜ。」
「冬樹先輩!…あぁ、はい…じゃあ。」
−「あのさぁ…なるって、
好きな人とか、居たりするの…?」
「あ!猫が」
「(聞いてねー)あ、ぁぁ本当だ。」
「濡れてる…
お前野良猫か?」
[にゃー]
「おい、そんな猫抱き上げたらお前まで濡れるぞ。」
「それはいいんですが、
風邪を引いてしまいます。
何処か濡れない場所に…」
「(…?)
なる、俺ペットOKのマンションに一人暮し。」
「本当ですか!じゃあもしかして先輩のとこで…」
「いいよ。晴れるまでなら
…その変わり!俺は猫のこと分からないから、なるも来いよな。」
「ありがとうございます!
良かったなぁお前。」