そんなこんなで、
先輩とペットショップに寄ってからマンションに向かった。
「(かわいらしく微笑みながら猫を抱いてるなるは、
悩殺モノの可愛さだ。)
−この部屋。」
「お邪魔します。」
先輩の部屋は玄関からして広かった。
もしかして金持ちなのか?
「とりあえず、風呂だな…
そこにあるから、湯でもかけてやるか」
「へぇ、風呂も広くて綺麗ですね。」
俺は猫をシャワーで洗って、タオルで拭いてやった。
「この毛布なら猫にやるよ」
「どうも。」
毛布を置くとすぐに入りこんで出て来なくなった。
「…寝たのか?」
「たぶん。そっとしておいて下さい。…ではそろそろ帰りますね。」