「えっ?−なる待ってくれ!」
先輩が俺の腕を引っ張った
そして
二人はバランスを崩して倒れた
「ぅわっ!!!」…ドーン!
「いてて…え?」
冬樹先輩の顔が凄い近い
こうして近くで見ると
やっぱり整ってるなぁ
……て何考えてんの俺!
「ゴメン、大丈夫か?」
「あ、はい大丈夫…です。」
「なる!頼むからまだ帰らないでくれ!!」
俺に覆いかぶさっままで言う
「でも、猫も大丈夫そうだし…」
「駄目なんだ…猫の事も俺一人じゃ。なにより、お前と一秒でも長く一緒にいたいんだ!」
「え…?」
なんかドキドキしてる。
なんで?
「……なる……好きだ。」
先輩の顔が少しずつ近くなって
「…せんぱ……。」
唇が重なった。