酔ってたせいもあるけれど、そうすることが自然だったし、なんだかすごく気持ちよかった。
アタシと社長は ウイスキーを飲みながら 何度も何度もキスをした。くだらない話で笑いながら 舌と舌が絡み合う感覚を楽しんでいた。
社長はアタシを腕の中にすっぽり収め キスをしたまま ブラウスの隙間から 腰の辺りの肌にふれ 背中を撫でた。アタシと社長は恋人同士のように クスクス笑いながらお互いの肌を愛撫した。
「いいものやろうか?」
「なに?」
社長がポケットから出したのは 小さな箱。「中国で買った」そう言って 中身を取り出す。見たこともない緑色のカプセル。
「媚薬だよ。食ってみる?」怖さはなかった。社長の手から2粒とり ウイスキーで一粒を流し込み、口に残ったもうひとつを 口移しで社長に飲ませた。
社長はちょっと驚きながらも それを飲みこんで言った。「知らねえよ、お前」
アタシは社長を見上げて言った。「明日は二日酔いで遅刻かも。」
それからアタシと社長はジャグジーに入ることにした。今どきの 高級カラオケにはジャグジーまである。
アタシ達はお互いの服を脱がせあって、一緒にピンク色に光るお湯に入った。