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それでも愛したい 12

 2008-02-17投稿
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ベッドが軋み、二人は下半身だけをうねらせ、求め合った。
カラダ全部で涼香を突き上げたいが、両親に音が聞こえる恐れがあった。

「ぅんん!!あ、あ!っは!あ!!」

涼香は突かれる度に漏れ出す喘ぎを手で塞いだ。

「んっ!!んん!」

涼の動きが次第に速くなる。
イキそうなのだろうか。

「…ぁあ!スズ…ね、ぇ!!ヤベ、イキそうかも…!」

ギシギシと小さな軋みが次第に大きな音になる。


「んんんー!!!ん!」

もう息が苦しい。
涼香は喘ぎを止めきれなかった。

「っぷは!!!!ああーー!!りょう!!そんな……!!奥はダメぇえ!」

しかし、涼香を抱き締めたままさらに涼は突き上げた。

「ひぃあああ!!」

彼氏なのか肉親なのか。
もう自分のなんなのか分からない男性の、太く、長いペニスがカラダの奥まで迫ってくる。

この喘ぎ、叫びは完全に両親に聞こえるだろうけれど、今は女としての本能が勝っていた。

「イクぅ!!りょう!!奥まで!りょうが…!」

「出る……!!!スズ…!!」

「っあああぁ!!!」



ギシッ!と、最後にベッドが軋んだ。

涼香は震えていた。
涼は息もあがり、ただただ、放心するだけだった。

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