『...!』
『ゆっ..唯ちゃんっ』
佐藤は制服を着始めた
すると唯は落ち着いて話はじめた
『....雪ちゃんの事..好き?』
佐藤も『ドキッ』とした
『....好き.....って言ったら?』
手嶋が言った
『.....別れるよ..別れるに決まってんじゃん!!!』
唯は泣き始めた
そしてカバンの中から何かを出した
『..チョコ..拓也のために作ったよ..はいっ』
手嶋はそれを受け取った
『..唯..』
『もう..唯って呼ばないで..』
唯は教室を出ていった
この瞬間2人は別れた
それから1ヶ月ほど
同じクラスの手嶋と唯は1言も話さなかった
唯は2月14日の出来事を誰にも話す事が出来なかった
そして今日は3月14日
ホワイトデーだ
放課後,手嶋は委員会で別の教室に行っていた
そして委員会が終わったあと『そ-だ。部活も無いし,塾の宿題やってこ』と思い教室によっていった
すると..
『あ...』
中には唯がいた
どうやら唯も宿題をやっているようだ
唯は自分の席,真ん中の列の左側に座っている
手嶋も自分の席,唯の左斜め後ろに座った
『........』
『........』
手嶋が先に話しかけた
『....河合』
『.....なに手嶋』
1ヶ月ぶりに話した
お互い内心ホッとしていた
『...俺らが別れてから..今日で1ヶ月だな』
『...そうだね』
『....チョコ..美味しかった..ありがとう』
『うん..こちらこそ』
『...今日何の日か分かる?』
『....?』
『白い日だよ』
唯はハッとした
すると手嶋は唯の目の前に立った
『..ホワイトデーのお返し..何もあげられないけど..これから河合を幸せにする事なら出来る』
『えっ...?』
『俺はまだ河合が好きだ。よりを戻したい。付き合って下さい』
河合は立ち上がり手嶋の唇に唇をあてた
長いキスでは無かった
しかしこの瞬間2人はまた付き合い始めたのだ