「スズ姉…。どうした?」
パジャマを抑えながらベッドに入り込むと、涼にバレないよう反対を向いて涼香は寝た。
「うん、トイレ」
涼はこちらを見ているのだろうか。
下着を付けていないことがバレたら終わりだ。
説明出来ない。
「そうか…」
涼の声かやけに男らしく聞こえる。
意識してしまう。
自分が何も着ていない錯覚に陥る。
下半身が疼く。
涼のモノが欲しくなる。
「涼……?」
「ん?」
「……………なんでもない」
「どうした?」
「なんでもないよ」
背後の気配が近づく。
涼の腕が体を優しく包んだ。
「大丈夫か」
とても心地よいがバレそうになるのが怖くなった。
涼を離さなければ。
「もう………寝よ?」
「俺、眠れない」
「子供みたいなこと…言わないで」
涼の足がふくらはぎに当たる。それだけで下半身に意識がいく。
「ダメ」
「え?」
「お願い、寝よ」
「あ……ごめん」
涼は離れて、しばらくして反対を向いた。
涼香は自分の割れ目を指でいじりながら声を殺してイった。
「ん……………!」