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それでも愛したい 22

 2008-03-10投稿
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目覚めたのは夕方だった。
涼香は射し込む西日に暖められ、眠っていた。
パジャマを着ている。
どうやら父親が着せたようだ。
涼が帰っているらしい。
開け放たれたクローゼットに制服が掛けてあった。

「涼…!」

起き上がりたいが力が入らない。
部屋のドアが開き、涼が入ってきた。

「………。?あ、起きた?」

「涼」

「バカは風邪引かないはずだけどな、大丈夫か?」

風邪ということになっているらしい。
とっさに思い出して、涼香は口元まで隠すように、布団に潜り込んだ。

「大丈夫。一日くらい休ませてよ」

涼に頭を撫でられ、涼香は泣きそうになった。
全て話して楽になりたい。
いっそ一家と離縁して、二人だけになりたい。

「涼。私がもし、一人暮らししたいって言ったら、どうする?」

「止めないよ」

「涼は…?」

「俺は…」

涼は一瞬、真剣な瞳になったが、すぐに笑って言った。

「たぶんついて行く」

「ありがとう」

「でも、なんでそんなこと」

「そりゃあと一年で進路決めないとだから…」

涼は布団をかけ直して、そんなの良いから寝てろと言った。


その夜、涼香は再び父親に連れ出された。

「もう限界です……。私、涼に全て話します」

「じゃあ今日私に犯されてからにしなさい」

「いい加減にしてください。あなたにどうされても…もう決めました」

言う涼香の体をベッドに倒して、パジャマを脱がすと、乳首にしゃぶりついた。

「…こ、これが最後です…!」
無理やりのキスの後、パジャマの下を脱がされた。

「ここに入れてもいいんだな?」

「知りません…好きにしてください!」

「素直だな…」

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