目覚めたのは夕方だった。
涼香は射し込む西日に暖められ、眠っていた。
パジャマを着ている。
どうやら父親が着せたようだ。
涼が帰っているらしい。
開け放たれたクローゼットに制服が掛けてあった。
「涼…!」
起き上がりたいが力が入らない。
部屋のドアが開き、涼が入ってきた。
「………。?あ、起きた?」
「涼」
「バカは風邪引かないはずだけどな、大丈夫か?」
風邪ということになっているらしい。
とっさに思い出して、涼香は口元まで隠すように、布団に潜り込んだ。
「大丈夫。一日くらい休ませてよ」
涼に頭を撫でられ、涼香は泣きそうになった。
全て話して楽になりたい。
いっそ一家と離縁して、二人だけになりたい。
「涼。私がもし、一人暮らししたいって言ったら、どうする?」
「止めないよ」
「涼は…?」
「俺は…」
涼は一瞬、真剣な瞳になったが、すぐに笑って言った。
「たぶんついて行く」
「ありがとう」
「でも、なんでそんなこと」
「そりゃあと一年で進路決めないとだから…」
涼は布団をかけ直して、そんなの良いから寝てろと言った。
その夜、涼香は再び父親に連れ出された。
「もう限界です……。私、涼に全て話します」
「じゃあ今日私に犯されてからにしなさい」
「いい加減にしてください。あなたにどうされても…もう決めました」
言う涼香の体をベッドに倒して、パジャマを脱がすと、乳首にしゃぶりついた。
「…こ、これが最後です…!」
無理やりのキスの後、パジャマの下を脱がされた。
「ここに入れてもいいんだな?」
「知りません…好きにしてください!」
「素直だな…」