学校で涼に呼び出され、涼香は動揺した。
まさか…。
いや確かに寝ていたハズ。
屋上へ通ずる、今の時期は誰も使わない階段の踊場に二人は立っていた。
「俺……見ちゃったよ…」
「なに?どうしたの?」
「お…親父と…スズ姉の」
「涼、待って。あれは…」
「気持ちいいって、スズ…そんな…」
夢だ。
こんな最悪なことは無い。
見られただけならまだしも声まで。
もう黙っていても誤解を招くだけだ。
「た、確かに気持ち良かった…でも!きっかけは違う!無理矢理だった!」
「どう無理矢理だったんだよ」
「私たちのを…聞かれてたみたいで…お母さんにバラすって…」
「そんなこと…バラされてもかまわねぇよ!カラダだけはやめようって、言い出したのはそっちだろ!?」
「だから無理矢理で…」
「あんな気持ち良さそうな顔して、無理矢理なんて説得力ねぇよ」
途端に涼は涼香の両手首を涼香のネクタイで、階段の手すりに縛り付けた。
「涼!?」
「ここなら誰にも邪魔されない」
涼香のスカートの中から下着降ろすと、直ぐに涼は自分のモノを力任せにねじ込んだ。